一夜にしてCSP 0→200 ptにした男 ー CL千葉使用デッキ解説 ー

 

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はじめまして,シロネコの兄
(ジョニー)です.

今回はポケカCL千葉で使用してベスト 8を達成したフェローチェ&マッシブーンデッキの構築記事を自分の考えの整理と承認欲求を満たすためにシロネコのクソブログを借りて書かせて頂きました.

このデッキが次の環境で活躍するとは全く思っていないので「初心者でも多少考えて噛み合えばポケカ勝てるんだな」という具合で読んで頂ければ幸いです.

 

1 デッキ選択理由

はじめに,デッキの選択理由ですが単純にeasy winしたかったからです.

考察段階では,環境に存在するデッキとしてピカゼク,ウルネク,ジラサンの環境の中心チームがシェア率50%程度であり,それらにメタを張ったデッキ(エビサワカポ,ルカゾロキュウコン,サナニンフ等)が残り35%,その他存じ上げぬ性癖披露大会が15%程度という想定でした.

私はプレイングガバガバガバナンスなので,有利対面を確実に葬るデッキを握るべきであると考えました.

そこで,ジラサン及びそれらにメタを張った中打点デッキを確実に葬ることができ,かつジャンケンさえ勝てばピカゼク,ウルネクにも五分から微不利で済むフェローチェ&マッシブーンGXを使用することを決めました.

想定した絶望対面としてはリザードン,非GXクワガノンルカリオ&メルメタルです.リザードンクワガノンあたりは最近の傾向から数を減らしていると判断し,ルカリオ&メルメタルは8回戦時間切れ引き分けにならずに戦い抜けるわけがないと判断しました(この想定が甘納豆のように甘かったことをこのときの私は知る由もなかった…)

 

2 デッキレシピ及び採用理由

CL千葉はシロネコと2人で構築を共有して我々の考えの正しさを証明してやろうと意気込んでデッキ構築に臨んだ結果

 

ジョニー()

 

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シロネコ

 

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人は分かりあうことなんてできないし,シロネコにはダート自転車を買う金なんて無いことが分かりました.完全に音楽性の違いで解散したバンドでした.

ここからは各カードの採用理由について述べます.(採用理由のみ常体)

----ポケモン(4)----

フェローチェ&マッシブーンGX 4

今回はフェロマッシ単なので当然の4枚.フェロマッシ + サンダースのような構築も話題となったが,ルザミーネが使えないことやビーストリングの耐久プランが取りづらくなることから現環境ではフェロマッシ単1択であると考える.マリガンしまくって地獄を見ることになるかと思いきやマリガンが発生したのが全12回戦中の3回という奇跡が起こる.

2019福男決定ダービーに参入を果たす.

----グッズ( 25)----

ネットボール 4

4以外の択なし芳一.この札と後述するブルーの探索が初手にあると勝率が10%は上がる気がする.探索からのサーチ先ランキング第2位.

 

・ビーストリング 4

全自動でビーストリング圏内に入るので4枚.まんたん+ビーリン,アセロラ+ビーリンでエレガントソールを撃ち続ける.当日,ウルネクにブリンガーが入っているという噂を聞いて震え上がっていた.

 

・ダート自転車 4

人によってはジャッジマンホイッスルと分かれる枠.この2枚のカードは意味合いが異なっており,ダート自転車は迅速にコンボパーツを集めるために搭載され,笛は単純にデッキの枚数を56枚にするために使われる.本デッキでは環境の高速デッキ(ピカゼク,イカ漁師化したウルネクなど)に喰らいつくためにダート自転車を採用.

このデッキはマッチアップごとに要るカードと要らないカードがはっきりと分かれるためダート自転車で正解だった.

 

・ポケギア3.0  4

サポート(特にブルーの探索)がないと動けないことが多すぎるので探しにいける札として当然の4

ルチアがポケギアから捲れると栄光の架け橋が流れる.

「実質ブルーの探索が8枚!」といった謎の供述をしており頭のおかしさが垣間見えた.

 

・こだわりハチマキ 2

ピカゼク,フェロマッシミラーにおいて後手で特に重要になるカード.複数回使うことを想定し2

 

・ビーストブリンガー 1

テキスト確認率70%の隠れ強カード.決めればミラーは試合終了,他の対面でもこちら側の立ち回りがぐっと楽になる.当日は3ターン目のエレガントソール190点でいかにGXを倒すかを考え続けていた.最悪自分のハチマキをブロアーで叩き割ってでも決めに生きたい.

 

・ぼうけんのカバン 1

先に述べたハチマキ・ブリンガーへのアクセス手段.とりあえず両方持ってきて戦う.探索のサーチ先ランキング第4位.

 

・まんたんのくすり 2

リセットカード.12かで悩んだが元々デッキ選択の段階でeasy winしたかった中打点系のメタデッキ相手に複数回撃つことが想定されたので2.ビーリンで簡単に復帰できるので使い勝手も良好.何を意識するかで変わる枠だが1は確実だと思う.

 

・エネルギーリサイクル 1

まんたんが2なので流石に入れないと一人でランデスというドM空間が生まれるため採用.

落ちたエネルギーを戻して強化ビーストゲームを撃つプランも想定した.

配信卓では見事このカードのおかげで遅延に成功し,インタビューの権利を勝ち取った(???)

 

ポケモンキャッチャー 1

運勝ち製造機.調整時のフリーでウルネク相手に終盤でブルーの探索やルザミーネを撃つせいでグズマが使えずに敗北を喫する場面が多すぎた(勝率10 %)ため,無理を押し通すには命を懸けねばならぬと決意.どんな不利でも勝率が50 %になる神カードと化していた.

 

----サポート( 19)----

・ブルーの探索 4

タッグチーム単のおとも.サーチ先は探索が手札にない場合,探索+何かというケースが9割.中でも多かったのが探索+ルチア or ネットボールネットボールは言わずもがなだが,初期にビーエネを持つことがウルネク,先手取ったピカゼク戦で非常に重要.

SRにすることでさいとうなおき先生への忠誠心を高め,加護を得た.

グズマ 3

後ろにダメージを振る以上は入れておきたいカード.ただ,基本的にサポート権はブルーの探索なので,複数回撃つというよりもポケギアやドローで手札にある状態にしたいから3という考え.

 

・シロナ 2

どうしても手札をリセットしなければならない場面が多々発生したので1から2へ増量.最初はエリカと1:1だったが,手札をため込む関係上6枚以下にならないので断念.

 

ククイ博士 2

このデッキで20点盛ることの重要性は計り知れない.まず,ビーストゲームが70点になることでジラーチラインまで狩ることができる.また,エレガントソールが210点になることにより,+ジェッパ1回でピカゼクライン,+ジェッパ2回でタッグチーム全てがブリンガー装備状態で狩ることが可能.状況に応じて手札にあるようにしたい.

 

アセロラ 2

中打点デッキへの回答札.一生ビーエネジェッパマンをしたいという強き意志.

 

マチスの探索 2

ピカゼク・ウルネク相手はサイド先攻された状態からの巻き返しが基本になると想定したため採用.しかし,探索から持ってくる余裕は一切ないので,都合良く手札にあることを願った2枚挿し.しかし,当日はブリンガープランが上手く行き過ぎて1回も撃たなかった.

 

・ウルトラフォレストのかみつかい 1

鋼,ルザミーネ使い,チャームUBフーパ系統意識の採用.

GXUB単である以上,入れておかないと詰むデッキが存在することは見過ごせない.

結局使用しなかったがマッチアップによるので間違った選択ではない.

 

・ナタネ 1

中打点デッキ,特にジラサンを意識した採用.場からエネルギーを減らさない貴重な回復手段.また,ミラーのジェッパの撃ち合いで有利になれる.ジラサンに対して使うと相手が泡吹いてひっくり返る.一応,ライフフォレスト+ナタネで140点回復することでエネを張りながらフルドライブをなかったことにできるが,コンボ要素が強すぎてめったに決まらないので頭の片隅に入れておく程度で.

 

・ルチア 1

ビーストエネルギーにアクセスできる唯一の手段.探索サーチ先ランキング第3位.23ターン目にほぼ必ず使用する.サイド落ちを考慮して2枚にするか迷ったが結局ビーエネがサイド落ちするかによるので1枚採用.

初手でブルーの探索と一緒に持っているとピカゼクに走られない限り勝利が確定する.

当然SRにすることで,さいとうなおき先生ヂカラを高めた.

 

ルザミーネ 1

このデッキの強さの根幹.問答無用でエクストラターンを貰える神カード.

しかし,即撃ちするとエレガントソールの仕様上,前のポケモンが倒しきれずに後半耐えられなくなることが多いので,フェロマッシを2体動かせる手札が作れていない場合,使用するタイミングはなるべく遅くするように意識すると良い.

 

----スタジアム(3)----

・ライフフォレスト◇ 1

折角の草タイプなのでとりあえず投入.中打点デッキに対して相手の心を折りに行く.ミラーのときは試合が終わらないので張らないほうがいい気がする.相手が張ってきた試合があったが無人発電所で叩き割った.ピカゼク・ウルネク対面では無人発電所の方が1億倍強い.

 

無人発電所 2

超絶最強カード.ピカゼク対面で先手を取りたい理由の1つ.デデンネとテテフ止められるとかなりの確率で相手が心停止する.ピカゼクとわかっている状態で先攻が取れたら無理してでも探索で探しに行きたい.ウルネクはトキワの森で割られることが多いが,テテフ止めてリーリエを使わせなければほぼ勝ち確になる.2枚入っているのにライフフォレストより強いとかバグか?

 

----エネルギー(9)----

・ビーストエネルギー 1

とにかく持ってきて,とにかくつけて,とにかく殴ろう.ウルネク相手はサイド落ちするとほぼ負けだと思っている.

 

・基本草エネルギー 8

ビーストゲームを達成できるギリギリのラインに抑えた.逆にこれ以上少なくすると勝ち筋が消える+ネットボールが過労死することが想定される.できれば9枚にしたかったくらいにはギリギリである.

 

----考慮はしたが採用しなかったカード----

・ジャッジマン

相手の足を引っ張るカードを入れるのが最近の流行だが,手札にカードを溜め込む習性があるのでぶっ壊れるのは自分の手札であることが多い.フリーをしたときもほぼ使うことがなかったため不採用とした.配信卓を見て頂いた方は「ジャッジあれば勝てたんじゃないの?」と思うかもしれないが,早期にフルメタルウォールGX-30の紋章つけられた時点でダメージが2ターンに1回しか通らないので焼け石感が否めない.

 

・エリカのおもてなし

手札が6枚以下にならないので

 

・改造ハンマー

強い場面がミラーで先にビーエネつけてきたときくらいしか浮かばなかった.

 

・カウンターキャッチャーおよびカスタムキャッチャー

最初に採用しようと考えていたのはカウンターキャッチャーであったが,意外とサイド先攻する状態が多かった(サイド先行されるピカゼク対面では使わない).また,相手のサイドが3枚未満にならないのでこちらのサイドが2枚になった時点で使用できなくなることもネック.

カスタムキャッチャーは使用タイミングこそ選ばないもののデッキの枠を2枚以上取るのが渋い.ブルーの探索から持ってくるのは一見相性がいいように見えるが,その行為はグズマ使うのと何も変わらないので最初からグズマ持っていればいいという結論に.

あくまでもブルーの探索からリングなどの決めにいくカード+キャッチャーで裏を引っ張ることに重きを置いたのでポケモンキャッチャーとした.

順位付けするなら ポケモンキャッチャー > カスタムキャッチャー >>> カウンターキャッチャー

 

3 想定した立ち回り

ここからは大会までに想定していた各アーキタイプへのプランニングを示します.

私自身,プレイに全く自信がないので初めから想定されるデッキへのプランをこと細かく決めておくことが必要であると思っていました.

結果として,プランを決めておいたおかげで大きなミスが出なかったことが今回の勝因だと思います.

答え合わせもかねてアウトプットしていきたいと思います.

(以降の文は常体)

 

----ピカゼク----

環境の王.先攻を取りたいが取っても微不利だと考える.

前が瞬殺されるとみじめな敗北を喫するので1ターン目で必ず後ろを立てよう.

 

(先攻時)

基本的には相手の後手2のフルドライブを受けた後にエレガントソールで吹き飛ばす流れ.

1ターン目で無人発電所を貼ると展開が楽になる.

しかし,ジェッパ+ソールだと220点しか出ないのでハチマキなどで点数を盛る必要がある.ビーストエネルギーを3ターン目で貼ると,ブリンガーでサイドを4枚とってほぼ勝ちの流れができるためブルーの探索ではルチアを早い段階でサーチしたい.

1体目をブリンガーで取れれば,後は後ろのテテフなりデデンネなりを倒して終わる.

また,ブリンガーを使えなかった場合でもジェッパで後ろのピカゼクに30点乗せておけばハチマキ+ソールで取れるのでアセロラを使われない限り問題にはならない.

 

理想の流れは

1ターン目 探索で探索+無人発電所をサーチ

2ターン目 探索でルチア+ぼうけんのカバンをサーチ ジェッパで30

3ターン目 ルチアでビーエネ+ルザミーネ,カバンでブリンガーをサーチ

これが決まればほぼ勝ち

後手1フルドライブは後述する後攻時を参照されたい

 

(後攻時)

相手が分かっているプレイヤーかつ,エレパハチマキが必要枚数揃うと無理.

先攻と違い無人発電所はそれほど必要でないので,探索のサーチ順は1ターン繰り上がる.

後手では前にいるフェロマッシは確実にソールを撃てないので,後手1でぼうけんのカバンからハチマキを持ってきて60点を乗せ続ける.前がやられたら2体目にビーリンつけてルザミーネしてなんとか.ここで,最もやられたくないのが150乗せられたフェロマッシをグズマで下げられて前に60点持ったタッグボルトGX撃たれるプレイ.ライフフォレストで回復しても無意味なので正直祈るしかないような気もする.とりあえず前のフェロマッシを倒してもらえるように割り切ってエネをどんどん貼ろう.グズマ使って後ろのフェロマッシにフルドライブしてくるようであればアセロラが必要になるのでなるべく持っておきたい.

 

----ウルネク----

環境の王part 2.ビーエネがサイドに埋まると9割負ける.先攻も後攻もやることは大きく変わらない.そのため先攻取るしかない.

1ターン目 探索でルチア+何か(探索,または前がやられた後の札を確保することが多い)

2ターン目 ルチアでビーエネからのビーストゲームでサイド2

3ターン目 ビーリンからのソールでウルネク倒す.ルザミーネを使うかどうかは手札次第.具体的にはフェロマッシ3体目を準備できる状況なら躊躇いなく使用する.できないのならば次のウルネクが倒せないので使わずに神に祈るしかないかも.そうならないように立ち回ろう.

4ターン目 相手がウルネクを準備してくるのであればグズマで引っ張って終わり.出してこないのであれば後ろのカラマネロを倒してウルネクにワンパンされないようにする.

 

これを見ると,後手では準備ターン無しで殴りに行かないといけないことがわかるので,ククイやルチアやビーエネが初手にないと厳しい.また,最初のビーストゲームで取れるのは前に立っているジラーチなことが多く,本当に相手が立ててくるイカの量で決まる対面.

ちなみに練習での勝率は10%

 

----ジラサン----

想定したeasy win対面.構築的にかなり寄せているため,おそらく寝ていても勝てる.

ターンごとの詳細は省くが,基本的にビーエネつけたジェッパを振り続ける.なので,探索からルチア,ルチアからライフフォレスト,ビーエネで相手のアサルトサンダーを無力化しつつ圧力をかけよう.前のサンダーがすぐには倒せないので相手が入れ替えアイテムを要求されるのも有利ポイント.フォレストを割って満足している相手にはナタネでわからせよう.

警戒しないといけないポイントはエレパを集められてコケコGXが発進してくることなので,1体目で生きながらえてルザミーネで蓋をすることを意識する.無人発電所も早々割られないから置いておくと止まるかも.コケコ◇からVビート飛んできたら諦めよう.なおさら1体目が倒されないことが重要.

 

----エビサワカポ----

なぜかVビートを警戒しなければならない対面.入ってなかったら確勝ちだからね,仕方ないね.

相手の技はエビワラー30点とスレッジハンマーしか通らないので超絶有利.しかし,カウンターエネからのVビートは死を意味するので必ずケアする.具体的にはポケモンを倒さずにひたすらに30点をベンチに撒き続ける.相手がベンチを並べたポケモンすべてに徹底的に撒き続けよう.ジェッパで2枚取りを2回,ビーストゲームで2枚取ってゲームを終わらせる.一見難しそうだが,本当にダメージが通らないので達成できると思う.カウンターコケコも同様に.

 

----サナニンフ----

個人的にはチャームUBあるけど有利と考えているマッチアップ.

サナニンフのシステムは,常にダメージを受けたサナニンフをまんたんやアセロラなどで回復したのち後ろに下げ,カレイドストームでダメージが乗っていないサナニンフにエネを乗せ続けるというもの.よって,ジェッパにより前と後ろにダメージが入り続けるとエネがついている方にダメージがついている状況が生まれるので回復でエネが壊れる.そうするとGX技も使えなくなるので押し切れる.ビーエネ+ハチマキ+ククイのエレガントソールでワンパンも狙う.

 

----メルカリ----

ジェッパが通らなくなるので考えるのをやめた.

ビーエネ+ハチマキ+かみつかいのエレガントソールで250点だしどうしろというのか.

 

4 当日のマッチアップ

 

---------- 1戦目 ピカゼク 後攻 ----------

初戦にしてCL千葉のターニングポイントでした.

1ターン目にフェロマッシ2体目が立たずにターンを返してしまい,相手は3つエネルギーを付けてエレパを2枚使う.

 

わたし「タッグボルトGXで終わりや…,さよならCL千葉」

対面「フルドライブ」

わたし「覇気」

 

相手のミスに付け込んでまんたんで時間を稼いで,2体目のフェロマッシを立て,ビーリンから2体ピカゼクを処理して勝利しました.

完全に運勝ちの翁が竹を割って勝利しただけですが,この勝利から「今日の俺はノリにノッているのでは???」という謎めいた自信が湧いていました.

 

---------- 2戦目 ゲンミミウルネク 後攻 ----------

 

じゃんけんに勝てぬ…

相手は回転飛行コケコスタートだったのでカウンターコケコを一瞬だけ警戒しましたが,イカとゲンミミが立ってすぐにウルネクにゲンミミ入れたやつだとわかりました.

とりあえず1ターン目に手札を3枚まで減らしてホラーハウスGXを使わせる方向性にシフト.ジェッパは前に30,後ろのイカ30

返しにホラーハウスGXを起動させ手札が7枚になり次のターンの死が確定しましたが,技は打てるのでゲンミミにハチマキジェッパで60乗せ,次のターンに2体目のフェロマッシのブリンガーからのエレガントソールでサイドを4枚取ることに成功.ルザミーネで蓋をして一安心していました.

ここで,後ろのマネロにビーストゲームで終わるかと思いきや相手はアセロラに辿り着きウルネクが準備され突然のピンチを迎えます.

窮地に追い込まれた私に残された,たった一つの冴えたやり方,ポケモンキャッチャーの使用を決断.

探索からビーリン+キャッチャーをサーチし,後ろのフェロマッシを準備し,コイントス開幕.結果は…表!

そのまま,前を逃がしてウルネクをソールで倒して勝ちました.

やはり今日の自分は確実にノッていると確信.

 

---------- 3戦目 ミラー 後攻 ----------

 

レックのスリーブを見て「これレックだったら5秒で試合終わるやんけ…」と戦慄していると相手がマリガンを宣言.手札を見てみるとミラーであることが分かり安心.そこから相手の地獄のマリガンタイムが発生し,まさかの手札20枚スタートという圧倒的アドバンテージを獲得することに.

後手でしたがブリンガーを駆使してサイドを4枚にすることでビーリンとルザミーネを封じて相手を心停止させて勝利しました.

 

---------- 4戦目 サナニンフ 後攻 ----------

 

相手が割り切ってアブリーを一切立ててこなかったのでジェッパで前と後ろのサナニンフに点を撒き続け,エネがたまっている方をグズマで引っ張り出して倒して終了.

チャームが一切出てこなかったので相手は事故っていたように見受けられました.ブロアー構えていたのでそれほど関係なかったですが.

 

---------- 5戦目 ミラー 後攻 -----------

 

先ほどミラーに勝利し,いい気になっていた私.当然,今回もブリンガープランに成功し勝利を確信していました.しかし,調子に乗っていた俺は自分のフェロマッシに乗っている黒ずくめの180点に気づかなかったのだ!

 

お相手「ビーストゲームGX

調子乗り男「終わった」

 

めちゃくちゃ焦りました.近くのギャラリーもドン引きのプレミ.

しかし,やることなくて後ろのフェロマッシに1エネつけていたことが功を奏し,そのまま先にエレガントソールを撃って勝利.

慢心,ダメ絶対

 

---------- 6戦目 ウルネク 後攻 × ----------

 

ついに3番卓まで上り詰めることに成功した私.しかし,在りし日のFFTCGで午前全勝1番卓到達からの全敗予選落ちが脳裏によぎる.

当然のようにジャンケンには敗北.後攻が板につきすぎて後攻マーカーを初めからプレマの下に巻き込むという負け犬根性を見せつける.

相手はウルネクでしたが,そこそこジャムっているご様子.いけるかもしれないと,初手からあったルチアを起動した私に待ち受けていたのはビーエネサイド落ちというあまりにも残酷な現実だった.

そもそもエネが無かったのでビーエネに触れないことで1ターン目に技が打てず,結局それが響いて敗北してしまいました.

ジャンケンに勝つかビーエネサイド落ちのどちらかさえなければ勝っていたかもしれないだけに,負けた後の私は死ぬほど冷えていました.

5-1でこんなに冷えてるやつ初めて見た」byシロネコ

 

---------- 7戦目 ピカゼク 後攻 × ----------

 

ジャンケンクソザコ敗北者

回復札が無いところでグズマエレパ×2タッグボルトGXを決められサイド6枚取られて終了.この負け方は割り切ると決めていたため,特に何の感情も沸いては来ませんでした.

 

---------- 8戦目 ピカゼク 先攻 ----------

 ついにジャンケンの勝利者となったジョニー,予定通り後手1フルドライブを祈祷によって避け,1体目を倒すことに成功.しかし,相手が1体目のピカゼクを倒した後に2体目を用意してきたせいで体力満タンのピカゼクと見合う羽目に.ルザミーネはすでに使っているため,このターンでの決着を決意.デッキの中身を確認しビーリン2回と手貼りでフェロマッシに8個エネを付け後ろのマーシャドーに強化ビーストゲームをぶつけて辛くも勝利しました.

決まった瞬間にシャオラァ!!と叫んでしまい,大変マナーの悪いクソオタクがこの世に生を受けてしまいましたが勝てば予選上がりの目があったので許してほしい…

 

こうして予選を62(ジャンケン17)で終えた私の順位は…

 

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 57位!!決勝進出!!驚異のOMW71%62の中ではトップで通過できました.

あらゆるカードゲームで決勝に進んだことの無い私はこれからの流れが分からずにスタッフさんに何回も確認してしまいました.お恥ずかしい…

 

---------- 決勝トナメ 1回戦 ピカゼク 後攻 ----------

決勝トナメでも貫禄の後攻.

相手はジュニアで世界を経験しているらしい小学生で,予選で見かけているのでピカゼクを使用していることは把握済み.再びCL千葉の終わりを感じながらゲームが始まると,まさかのお相手デデンネスタート.

これはいけるかもしれない…とジェットパンチで点数を撒き散らすジョニー.

途中,なぜか特に何の意味もないポケモンキャッチャーを使って表を出し,よっしゃー!と叫ぶ私とマジかー!と騒ぐ小学生.しかし本当に何の意味もない.だって前も後ろも倒せるんだもん.シロネコドン引き.

ここで,ブリンガーでサイドを4枚取りに成功.

しかし,強化タッグボルトGXで負ける状態になっていました.

ここでお相手が突然の「プレミしたーー」との宣言.なにやらエネルギーの数を把握してなかったらしくエネルギーつけかえがないと強化タッグボルトGXが撃てないご様子.

神に祈っていると,結局アクセスできずにフルドライブで前が倒されビーリングズマで後ろのデデンネしばいてなんとか勝利.

ビーリンの後グズマを叩きつけてシャオラィ!と叫んでおり,小学生にもマナーの悪さを見せつけていくスタイルを貫いていた.大変申し訳ない…感情を処理できん人類はゴミだと教えたはずだがな…

フルドライブで前のフェロマッシを倒したのは,後ろのデデンネ120点乗っていたのでどのみちグズマビーストゲームで倒される状況であったため,プレミではなかったと思う.

 

まずは,best32の赤いスリーブを獲得

 

---------- 決勝トナメ 2回戦 ウルネク 先攻 ----------

ジャンケンのコツを完全に習得した男.

初手ルチアから入れたものの,後ろに大量のイカを用意され,ウルネクに鋼エネがついてしまったために後手2ターン目にフェロマッシが倒されるであろう状態が生まれてしまう.

そこで,グズマでウルネクを前に引きずり出して入れ替えが無いことをお祈りし始める.ジラーチも展開されてなかったし,かなり危ない橋でしたがイカ漁師された時点で渡るしかないと判断.結果,お祈りが通りフォトンゲイザー100点のみが飛んできました.返しにブリンガーでサイドを3枚貰い,相手も前のフェロマッシを倒してサイドが3枚に.

ルザミーネを使おうとした私は急に知的なプレイを見せ始めます.

「最近のウルネクのレシピは鋼エネ3枚なはず,相手は最初に鋼エネをトラッシュしてウルネク2匹に付けたからもう山には鋼エネが存在しない可能性が高い.つまり次のターンにフォトンゲイザーは飛んでこないからここでルザミーネを使うのは負け筋では?」

突然,IQ 3のサボテンからMensa入会レベルに知能が上がったことによりルザミーネを使わずにウルネクを倒し,サイドを残り1枚とした.

相手がテテフに大量のエネを付けるプランに切り替えたが次のターンにルザミーネで蓋をして勝利.

 

---------- 決勝トナメ 3回戦 ピカゼク 先攻 ----------

 

先攻で無人発電所を貼ったら,相手が事故っていたらしくそのままゲームが終了してしまいました.まさかのここにきてeasy winに神様がくれたご褒美かと思いました.

 

----------決勝トナメ 4回戦 ルカメタHAND 後攻 × ----------

人生初めての配信卓に浮かれていた私に待ち受けていたのは非常に非情な現実だった.

先攻2ターン目で-30点紋章を付けられてほぼゲームエンド.とりあえず配信卓で爆速投了するのもアレかなと思い時間いっぱいまで試合を続けましたが開始30秒で勝ち筋が消えているので非常に虚無でした.決勝戦でフェロマッシが勝ってましたけど,勝因はフルメタルウォールGX撃たれなかったことだと思います.撃たれたらもう関係ないんで.

しかし,試合を長引かせたおかげで敗者である私がインタビューを受けるというまさかの事態に.正直,試合をしているときは完全に無感情だったのでテンションがMAXになりました.

 

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ライバロリ「必死に何回も160点乗せてましたけど全部回復されてましたねw」

わたし「そうですね,これが賽の河原かって思いましたねw」

オタク特有の早口披露して楽しそうにしゃべってましたね.実際超楽しかったです.

 

こうして,CL千葉はbest8というありえないほどの好成績で終わりました(ジャンケンは3-9).

数週間ずっとポケカのことを考えて,途中で出るのが嫌になったりメンヘラ化したりいろいろありましたが,ここまで来られたなら努力も報われたかなと思います.

正直,今のポケカの環境はデッキをある程度考えれば誰にでも上位入賞の可能性があると考えています.

これを読んで,僕のような初心者の皆さんにもワンチャンあるんだぞってことが分かって頂ければ幸いです.

ここまで読んで頂きありがとうございました.

 

PS

Easy winしたかったデッキと一回も当たらなかったんだが??????