シロネコ「匠、死んだわ」

 こんにちは、シロネコの調教師をしている「まべ」というものです。今回長いこと使い続けていた最愛の女リルで規模や形はどうあれセレモニー三連覇という肩書きを得たのでシロネコのブログを借りて自身の顕示欲を久々に開放することにしました。あくまで個人の見解であり、誤りもあれば意見も多々あると思いますが、生暖かい目で暇つぶし程度に読んでやろうくらいのスタンスで読んで頂ければ嬉しいです。

 

 

 まずリルがどういうデッキなのかという話ですが、ここ最近は各種妨害に対する耐性を付与したシグニで相手の防御を貫通して早期決着を狙う戦い方がメインです。
 その集大成がこれまでは「ダウンバニッシュ耐性付与のアタック時トラッシュ除去ダブルクラッシュ連パンギミック搭載のギルガメジ」であり、「ダウンバニッシュバウンス追加効果耐性アサシン付き一回起き上がりトリプルクラッシュオダノブ」という何処ぞの漫画の連続詠唱みたいなシグニ達だったわけですが、今回は更に露骨過ぎて、分かりやすいとか言う話を通り越したシグニが登場したのでそれをメインに据えてゲームを進めます。

 

 

対戦スコア

埼玉カードナイトセレモニー

 

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アルテマ
カーニバル ◎
ハナレ ◎
メル ◎
決勝トーナメント
ドーナ ◎
ハナレ ◎
ウリス ◎
超苦手対面ドーナへの奇跡的な勝利も込みでまさかの7-0優勝。この段階では対人も一度もすることなく挑んだのでお試しがてらでいろんなカードが入ってます。

 

名古屋193

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ナナシ ×
ウリス ◎
蟹 ×
ユキ ◎
決勝トーナメント
蟹 ×
ユキ ◎
ハナレ ◎
個人スコア4-3。チーム7-0、自分がやらかしでゲームを落とした回を悉く横の2人がカバーしてくれるというチーム円満プレイで着々と経験を積ませていただきました。この段階でメインデッキはほぼ固まってきました。

 

名古屋トレカプラザ

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タウィル ◎
サシェ ×
ママ ◎
あーや トナメ上がり確定の為忖度
トナメ
蟹 ◎
ずぅみや ◎
個人スコアは4-1-1 、チーム5-0-1蟹は2回の敗戦を経て(しかも同じ人)今回はキッチリ仕留めることが出来て大変満足です。サシェウィクロス界の暴君ことウルシハ選手、ハンドの悪さで衝動的にピルキーを起動してしまいリンゼ3面が止まらなくなるという愚行を犯し最善を尽くしていませんが、後から聞いたルリグデッキの内容的に完全にプランを間違えていたので何れにせよという感じでした。今回は素直に負けを認めてやろう。

 かくしてセレモニー3連覇を達成しました。名古屋で度々の不甲斐ないミスを救ってくれたわっく選手とスリーさんには頭が上がらないです。ありがとうございました!

 

 

採用カード説明

ルリグデッキ

 

0リル

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 これまでスカパーリルとかいう微妙に値が張るの使ってましたが、名古屋1日目で得た商品券を片手に結婚しました。ウェディングリル可愛いですよね。光り方も好きです。あと個人的にはキーセレ版のルリくるがかなりエッチでオススメです。

 

1リル
 コイン貰いましょう。

 

2リル
 レベル2沢山使うのでバニラです。キーセレ版の方が可愛いのでオススメ。

 

3リル
 ルリグデッキの構成で変動する枠。いずれにしても最大値貰うのであれば1エナ余計に払う必要があります。蒼天リルはキーセレ版かBD版が個人的には好みです。

 

4リル
 リミットの都合上バニラです。小顔すぎて個人的にはあんまり好きじゃないですが。

 

ビカムユー
 先に乗れば勝てる。炎の玉入ってそうなのには2の段階で頑張って打ちましょう。ビカムユー入ってそうな相手はギリギリまで我慢しましょう。

 

ダークコグネイト
 惰性で入れた汎用自衛アーツ。後述のピルキーで一応三面リンゼいなせる様にしてますが実際やってくるデッキがあるのかは知らないです。しかし、実際やってくるやつがいたのでこれでなくとも3面防御の方法は用意しといた方がいいようです。3戦目ではお試しで抜いてみました。

 

セレクトハッピー5
 最初このカードの存在知らなかったんすよね。シグニ効果に耐性がないジャンヌをラミアやイフリード、リコダスシンカーなどから守ってあげることができます。しかもキルパーツ集めにも使えたりリンゼに対する自衛にも使えたりと痒いところに手が届く凄い良いカードですね。2戦目以降は不動の存在。

 

ゆきめキー
 キルパーツ拾うも良し、面開けるも良し、色要求が面倒なことを除けば使い勝手はかなりいいです。相手のキー無効にして突貫しましょう。

 

熱盛ゆづきキー
 使えば使うほど効き目があるのか無いのか分からなくなってきた一枚。大抵のアーツを無視して突っ込める今回のリル、炎の玉やフラクタルケージなどはどうしても避けきれないアーツに対してエナを制限していこうという魂胆で積みましたが効き目が局所的過ぎる気がしました。

 

ピルルクキー
 コイン使ってエナを使わずにエクシードを吐き出せる何かが欲しいって事で探してたら偶然これに突き当たりました。序盤の面開け能力の高さも相まってハンデスは案外噛み合いは悪くなかったです。またセレクト5と併用して3面守れるのも良いですね。

 

 

メインデッキ

 

カトキヨ
 今回最も目覚ましい進化を遂げた1枚。後述するトウタクやシャルルといったメインフェイズ中に効果の起動を促す存在が増え、トラッシュにいてもジャンヌのライズで吸い上げて再利用が効くので最後まで非常に腐りにくく、一躍下級の主戦力にまで上り詰めました。
他の下級がリソースをハンドにしか還元できないのに対してエナも作れるのはかなりポイント高いです。しかも非LB。素晴らしい。

 

アルスラ
 ルーター。特に記述することもないくらい不動の存在。下級シグニの大半がこいつのお陰で真価を発揮するので基本4枚以外はあり得ないと思います。

 

シャルル
 期待の新弾勢力その1。ライズの下敷きに手軽に触れるうえに面開けもでき、更にはライズシグニのサルベージ効果まで持ってるスーパーカード。
似たような仕事をしていたエンキドと比較しても実質的なアド+1はないがエナのライズにも触れる、単体でライズをそのまま再利用できるという利点があり、盤面形成が非常にスムーズになりました。
面開け効果が起動効果なので序盤のこいつは相手からすれば一刻も退かさないいけないのも強み。
こいつがLB枠だったら俺はそろそろ初代世界王者に手が出るところだった。

 

ナオマサ
 ジャンヌとギルガメジに装填する弾丸。装填した数だけ殴れます。たまに気まぐれで盤面を開けてくれます。
こいつの上に直接ジャンヌを乗せることはできないので注意。一度トウタクに装填するか、トラッシュに置いておきジャンヌで吸い上げましょう。

 

ユリカマ
 射程圏を更に伸ばす為の1枚。これが1枚噛むだけで最大キルラインが(対面の面が空である前提で)盾9から13まで伸びます。ギリギリ2人殺せないくらいですね。そうでなくてもナオマサの装填数が足りない時とかにお手軽で火力を出せるようになります。
きちんと面においてからジャンヌに吸わせる必要があるので注意。枚数は今後要検討。

 

クロカン
 前情報でノーパンしてくる相手も少なからずいるという事でカトキヨだけだと心許なかったので2戦目以降投入。ハンドをエナに還元するシグニの形をしたユニークスペル。

 

サーバントO2

 気持ち程度の自衛とゆきめキーの色作り。ビカムユーミラーで2で停滞して戦うことも想定して鯖は合計4枚くらいあると良いかと。

 

ジャンヌ
 期待の新弾勢力その2。リルの新たなるリーサルウェポン。アーツ耐性と自身の起き上がり能力、それに伴うナオマサのトリガーとまさに至れり尽くせり。4先乗りで3面並べれば大抵の対面はLBに頼らない限り死んでくれるはず。盤面に置くライズ元はナオマサをストックしてるトウタク、サイゾウ、ユリカマ辺りがオススメ。
トラッシュからはレベル1カトキヨ、レベル4ナオマサ、その他1枚を装填すると美味しいです。

 

キビツヒコ、ノヒメ、エンキド
 LB枠三大下級シグニ、全部四枚積めるのが一番ベストですがリルのLB枠は常に激戦区なので毎回その時々の形に合わせて、またその人の考え方によって枚数配分がコロコロ変わる枠。今回の枚数配分もあくまで個人的見解ですのでそこを承知の上で。
今回筆頭はキビツヒコ。デッキ内ほぼ武勇シグニなんでストレスフリーでアドを稼ぎます。この手のタップサイクル特有の最序盤に向かいの面を開けられて効果を抑止されるデメリットがライズギミックで補えるのはリルならではの強み。一番安定して使えるであろうことから4枚にしました。
ノヒメはドローという確約されたアドバンテージがありますが、他の2枚と違いライズに依存する性能なので単体で機能するキビツとエンキドとはその点で劣ります。そのまま置いておくとなにかと殴られがち。
エンキドは他の2枚にはないライズの再利用という性能を持ってますが代わりに最序盤で下の効果まで起動することはなかなか難しく十分に活躍できない傾向があります。あまりライズを戻し過ぎてもライズ元が枯渇する事故が発生してしまうのでいつも多くても2枚に抑えています。
今回はシャルルの台頭で存在感も薄れてしまい1→1→0と変動しました。


ギルガメ
 リルの元祖最終兵器。1戦目の時のみ採用していました。より扱いやすいジャンヌの登場で此方も影を薄めました。
一応ではありますが、ナオマサの大量装填のしやすさや自盤面のリセット、融通の効くアタック時のトラッシュ除去に条件の緩いリアニメイトなどオンリーワンな性能は有しています。
またジャンヌの登場で擬似的にダウン耐性(アーツによるダウンに限りますが)を得ることができました。
今までエラキスorアレクの種をリアニメイトするのが常套でしたが今回はシャルルからジャンヌに繋げるのがベターです。
カトキヨを混ぜておけばサルベージで使ったエナを起動効果で補填することもできます。
更にここでガメジにサイゾウを混ぜておけばジャンヌのアーツ耐性の条件も満たし易くなり相互的に補完しあうことが出来ます。
以上の点からジャンヌ3面が困難と判断された際の別ルートとして利用する目的で1枚積みましたが、やはり妨害アーツの多様化でギルガメが盤面から退場する事も少なくなく、そこから面が崩壊してしまう事も多かったので2戦目以降は降板しました。

 

アレクサンド
 かつてはガメジと最強タッグを組んでいましたが相棒の序列降格で道づれにあった格好。自身にバニッシュ耐性が付与出来ないせいでジャンヌのアーツ耐性条件を満たすのに適してないのも評価を下げる要因となってます。
惰性で1枚積んでましたが実際持ってってみて全く使わなかったので此方も2戦目以降は降板。

 

サイゾウ
 ライズ先にバニッシュ耐性を付与。シンプルに強いです。これまでギルガメジしか乗せることがなかった都合で1枚でしたが今回はジャンヌを並べる都合で増量してみてます。が、実際は全面にこれを重ねない限りはLBをタイミングによっては弾く程度で効果は薄く、その辺の割り切り具合で今後枚数は変動していきそうです。

 

サーバント03
 エナあってもあまり意味はないのでドロー鯖。

 

トウタク
 ポストサナユキ枠。こいつ別に孕んでる訳ではなく本当にただデブなだけらしいです。しかしデブだと思って侮るなかれ。今回使うなら間違いなくこっち。
サナユキとトウタクに共通して言えるのは「デッキのルーター」「アタッカーに装填する為のナオマサをストックしておく役割」逆に相違点は、

「レベル」 

「生み出すリソースの置き場所と回収できる範囲」

「回収出来なかったカードの行き先」

「能動的に下敷きを外せるタイミング」

 

の4点で、今回主役のジャンヌは盤面にレベル3以下の赤シグニがいることがライズ条件です。この時点でジャンヌを重ねることが出来ないサナユキの立場はかなり怪しくなりました。
更に下敷きをメインフェイズで外せるトウタクは前述のカトキヨと非常に相性が良いです。回収出来なかったリソースがトラッシュに行くのもジャンヌのライズ条件達成を促進してくれています。リソースとして生み出せるのが赤シグニのみな点で何でも回収できるサナユキには見劣りしますがそれを補って余りある利点が今回のトウタクにはあります。
サナユキが自衛的な効果なのと違い、2ターン目にシャルルトウタクで面開けダブクラなんていうちょっとはっちゃけたムーブで短期決戦を展開できるのもコンセプトに則してますね。

実際に使ってみて大きく変わったのはショット時の盤面の厚み。これまではギルガメジにあの手この手で耐性をつけて単騎の一点突破という言わば最強ギルガメジ育成ゲームだった訳ですが、今回から3面全てがアタッカーなので相手への要求値が格段に上がりました。
また最近は前述したようにアーツによる自衛手段も多種多様になっていますが、そんな中でアーツに対して丸々耐性を持つジャンヌの登場は実にわかりやすい強化でした。
更にシャルルの登場による盤面形成の安定性と序盤の点取り能力が向上したので、スタートからフィニッシュまで常に圧をかけることができるようになりました。
反面、これまで苦手としてきたデッキに対しては相変わらずな面が多く、試合が長引くほどに勝ち筋が目に見えて無くなってきますので、出来れば対面のルリグが自衛手段を得ない内に潰し切ってしまいましょう。

 

 

不採用だったカード

 

劣情の割裂
 積めるなら積みたかったカードなんですがトウタクの採用で無造作にトラッシュに行くことも多く、複数枚積むには枠を捻出できなかったので今回は不採用。炎の玉のカットインにはご注意を

 

サナユキ
 元祖リルの潤滑油でしたが前述した理由により不採用。

 

オダノブ・オイチ
 ジャンヌのナオマサでこいつをパタパタするだけで射程圏が凄いことになりますし実は貴重な確定メイン面除去枠ですが、今回はあくまでジャンヌ3面。蟹の鎧終の存在を知って以降はいよいよ使う気が失せました。

 

エラキス
 やりたいのはライズ3面。そういう事

 

真心リル・真情リル
 いずれもグロウコスト0な上に優秀なリソース回収効果、真心は自衛手段とコインのキャッシュバック、真情はエクストラウィンとダブルクラッシュ付与を持っており、前者はその自衛効果でレベル5まで安全に進むことができ、後者はダブルクラッシュでより圧をかけていけます。

 しかし、やはりジャンヌを3面並べられない弊害は大きく、そこに(バニッシュ以外の)妨害が入るとあっという間にジャンヌもいなされてしまいます。最近は全体的なレベル4ルリグのグロウコスト軽減でレベル3の段階で重量級のアーツを出し惜しみなく使ってもグロウに支障が出ないため、ここでエナを消費させても結局グロウされ自衛手段を獲得されてしまいます。そうなるとアーツ耐性もアーツ自体が既にほぼ使い切られてるので形骸化してしまい、倒しきる事が困難になります。以上の点からジャンヌのポテンシャルを余す事なく使い切るならやはりリミットは12欲しいので、多少燃費は悪くてもバニラを使わない理由はないという結論に至りました。尚、真心リルはキャッシュバック効果、ベットと記載されていない支払い方法(キーやリル自身の自衛効果)は返金の対象外となるのでご注意ください。詐欺ですよねホント。

 

未来リル
 レベル5ルリグの形をした最強リソース回収アーツで、1度目のトライで失敗しても仕切り直しの機会を与えてくる1枚。やりなおせるんです、もう一回だけ。
が、今回はやり直そうとする時には死んでるので不採用。

 

 

 どうだったでしょうか。やはりあくまでも初見殺し感ば拭いきれないデッキであり、広くデッキを見れるかと言われれば不可能なので、正直個人戦で全勝というのは出来過ぎも出来過ぎでしたが、チーム戦では爆弾役としてなかなか良い立ち位置にいると思います。似たようなタイプにダッシュタマやレイラが居ますが、それらとも一応の差別化は計れてるので環境によって棲み分けは出来ていると思います。
ここまで読んでくださりありがとうございました。この記事が皆さんのウィクロスライフの何かの一助になれば幸いです。

 

 

最後に名古屋でチームを組んでくれた、わっく選手とスリーさんに改めて感謝いたします。本当にありがとう!

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