お久しぶりです、シロネコです。
社会人になってから初めての記事になります。今までは公式ライターの面をしてカードゲーマーやらなんやかんや書かせていただいてましたが、副業禁止令によりとうとう非公式ライターになってしまいました。エモ太郎はどうしたんだ?という方もいらっしゃるかもしれません。かくいう僕もどうしようか考え中です。動画出す気はありつつも、スマブラ配信とかするかもしれません。
さて今回の記事ですが、先日行われたディーヴァグランプリのために作ったデッキの紹介になります。アドバイスとかももらいつつ、細かく調整したので結構自信作に仕上がったので、週末には新弾ですがよかったら見ていってください。
ちなみに僕はディーヴァグランプリ出てません。
1.デッキレシピ
今回のデッキは「簡単かつ強い、そして誰でも使えてわかりやすいこと」を目指しました。そのテーマを元に作られたレシピがこちら
新ムジカを使った「天使軸」のデッキです。リストからやることのわかりやすさが伝わってきますね。
2.構築の背景
普段から小難しいことをしない所謂「botデッキを作ること」が得意なんですが、今回はもっと別の理由がありました。
何かというと、このリストを三人に共有したんですが、この三人とも普段からディーセレをやっていないプレイヤー(うち一人はウィクロスほぼやったことない)だったんですね。そのため、限りなくやることをわかりやすくする必要がありました。
とはいえ、ディーセレで難しいもクソもあるの?という話ではあります。確かにその通りです。しかし、ディーセレにもプレイングと呼べるものは確実に存在していて、今回はそこを簡単にしてやる必要があったわけですね。
今回簡単にしたのは
「要求の質」
「リミット管理」
「盤面管理」
の3つです。一つずつ見ていきましょう
要求の質について
ここが一番簡単になっている部分だと思います。理由は見ればわかると思いますが、ムジカととこを組み合わせるとそれだけで3面が開き続けるからです。
ムジカにグロウし、2レベルのとこに乗れば2面除去しながら5000マイナスを振ることで3面要求が誰でもできるようになっているんですね。さらに次のターンにも使うことができるので、合計6点をほぼ自動的に取ることができるわけです。
普段であれば毎ターンのエナチャージや手札を捨てたりする時も「ここで切ったら後半の要求大丈夫かな…と悩みますが、このデッキにはそんな思考は必要ないわけですね。
リミット管理
対戦しててこんなことに悩んだことないですか?両方2レベに防御ルリグを採用して対戦中に
「ここで守るとリミット7になるけど、ここであんまり守りたくないなぁ…」
全人類あると思います。僕も何度かありました。まぁ大体そういう時って守った方がいいですが、そんなこと初心者にはわからないのでここも簡単にしました。
どのようにしたかというと「防御を片方のルリグに寄せる」という解決法です。この構築では防御数を減らさずにすぐにリミット7になるためにルリグに「ノヴァ」を採用しています。これによりさっさととこ側はレベル2になりつつ、防御はしっかり最大4面まで確保することができるので、早い段階から高レベルシグニで攻めつつ、比較的競り負けにくくなりました。
盤面管理
このデッキのいいところとしてアシストに「攻めを全部任せられる」という点がありますが、その強みをしっかりと生かすために、「要求はないけど、アドや数値が高いカード」を大量に採用しています。通常のデッキは「盤面めっちゃ硬いけど火力が低い」であったり「火力めっちゃ高いけど盤面ふにゃふにゃ」という「あちらを立てればこちらが立たず」状態になっていることが多いんですが、アシストを適当にぶん投げて、空いたところに手札にある硬いシグニを投げるだけこのデッキは簡単かつ「あっちもこっちも立ってしまった」ということなんですね。
以上の要素における難しさを全部取っ払い、なんやかんやで誰でも使えるそこそこ強いデッキが完成したってわけですね。
デッキが簡単すぎるあまり、そろそろ語ることがなくなってきたのでカード解説に移ります。
3.各カード解説
エクシア 4枚
必須枠。除去されるなら1面止めてくれるし、嫌ってアサシンで来るなら<ノヴァ=アウト>で止められるため死ぬほど強いです。タマゴの凍結を無視できるのも強く、ハンデスに対して有利にゲームを進められる要因の一つです。
アークゲイン 2枚
5枚目以降のエクシア、あまり使わなかったですが、もうちょっと入れた方が良かったかもしれないです。
ヴァルキリー 3枚
場持ちがいいのはもちろん、このデッキで数少ない要求になりあるシグニ。適当に殴ってるだけで手札が増えるので、アグライアと合わせてハンデスにそこそこ強くなってます。ルリグ効果で回収できるので3にしました。
ファラリス 1枚
このデッキ唯一の非天使シグニ。1枚しか入っていませんが、アグライアで山を掘り進める間に見えればいいですし、トラッシュにいてもムジカの効果で防御時必ず最後に手札に来るようになっているのでリーサルに大貢献。相手のライフが1残ってラストターンを迎えることも少なくないため、入れ得な一枚。
ウリエ、サブナック 各4
実はこのカード、前日まで計4枚しか入っていませんでした。理由としてはリミット7の盤面は3.3.1で並べるという発想しか僕が持ち合わせていなかったため、上から引くレベル2が弱いと思っていたからです。しかし、対戦数を重ねていくうちに、2ターン目にヘラやランスロットに対する対抗策がないとどうしてもエクスに競り負けてしまう展開がありました。そこで8枚搭載することで2ターン目に2面(とこに先乗りすれば3面)を立てられるようになり、ターンを確保しやすくなったのです。さらに、エクスは10000のシグニを細かく除去する手段を実は持ち合わせていないため、リミット7を2.2.3と使うことで3ターン目以降も相手に対し重い要求を繰り返すことができました。最近の構築で言えば、LB構成に8000以下をバニッシュしたりするカードも多く増えてきたので、これからもこの考え方は大事にしていきたいですね。
アグライア4枚
ゲーム中できる限り使いたいカード。鯖を引き、手札を増やし、ファラリスを公開領域に出せるカードのため初手のマリガンで見えなかったら全部戻すレベルです。
ニュクス4枚
イワトオシやローメイルなら焼けるのですかさず出していきましょう。ムジカのテキストと合わせるとレベル1の7000まで焼けるので4です。
ハニエル 3枚
ランデス以外の対面には鯖とアグライアを探しに行けるため優秀。先1のハニエル、後1のアグライアみたいなところがあります。
マスティマ3枚
エナゾーンの番人。
ワルキューレ2枚
ラストの要求札。ラストターン以外はほぼ居ないようなものなので2枚のみの採用です。
レティクルディガー
こちらもほぼラストターンにしか撃たないため、1枚だけキープしておいて最後に投げればOK。
VOGUE3-EX ムジカ
新弾プールで公開された瞬間に「めっちゃ使いたい!」ってなったカード。特徴はやはりレベル2アシストの使い回しで、このアシスト選択でデッキパワーの大半が決まります。僕はこのカードを見た瞬間に、とこを使おうと決めていましたが、サンガやヒラナでも悪くない気はします。ちなみに後述するノヴァと相性最強のため、ムジカと組み合わせる際にノヴァを入れないのはちょっとないかなと思います(過激派)
とこ レベル1
無難なパワー8000マイナス。基本即乗りですが、ハンデス絡めてくる遅いデッキなどに対しては3ムジカに乗ってから使うと2面焼きになります。
アシストとこ レベル2
使い回し込みで6点出せる謎のカード、意味不明なくらい強いが、これからH2Oをはじめとした耐久シグニが多く増えるため初見で勝ちたかったですね。
ノヴァ=ミュート
1面防御。1エナ1ハンドという従来のデッキでは重すぎて話にならないカードでしたが、ムジカの回収効果と組み合わせることで実質1エナで守れます。すごく強い。
ノヴァ=アウト
エクシアと組み合わせるとアタックトリガーにはノヴァ、通常除去にはエクシアでという二重の構えが可能になっています。こちらのコストもムジカで軽減できるものの、死ぬほど重いので特にエナコストには注意を払って戦いたいです。
スーパーヘルエスタセイバー
特に語ることもありませんが、まぁ大体2ターン目に使ってアグライアでデッキ回してます。
ゼノクラスタ
アホほどランデスが重いので必須。
4.終わりに
いかがだったでしょうか?ちなみにこのデッキを三人に使ってもらって
4-1
3-2
2-2(誤ったLB効果を伝えられ負け含む)
だったのでまぁいいデッキだったのかなと思います。参考にしてもらえたら嬉しいです。
最後に、僕の代わりにデッキを使ってくれた三人と調整案をくれたディーヴァグランプリ4位のオタク、最大限の感謝を。
おわり